冒険学舎の「レジリエンスキャンプ」では
活動のテーマに沿って、
やりたいことを追求して活動を展開します。
与えられた環境で
そこにあるもので
自然を傷つけず
仲間と自分は絶対傷つけず
それが約束です。
前回の夏のキャンプの時
「何がしたい?」と話し合いをしていた時
なかなか決まらない数人がいました。

その中には常連さんもいる
どうしたんだろう?
いつもはすぐに別々にやりだすのに??
そう思って、声をかけてみました。
「なんでもいいんだよ、やりたいことはない?」
「なんでもいい!」
と、ほとんどの子どもたち。
『やりたいことやっていいよ』と言われると
なかなかそれが分からない子が多いのは
よくわかってます。
だから、今度は何度も経験していて
何ができるかわかっているであろう
常連の A君に同じ質問をしてみました。
「何がやりたい?」
「僕は、みんなが笑顔になれるものなら何でもいい。
みんなの笑顔が見たい!」
と。
え~~~~!!!!
小5の男の子の言葉!?
そして、さらに、周りにいた子どもたちは
「Aがやりたいことが、僕たちのやりたい事!」
って!!!
なんてこと!?
こんな小学生見たことない!!!
「優しいね」
「すてきだね」
「そんな素敵な言葉、感動して泣けてくるよ」
なんて言いながら。
「じゃぁ、Aがやりたいことは何だろうね?」
と、周りの子どもたちに。
「みんなが笑顔になれることは何だろうね?」
と、A君に、それぞれ質問を変えてみました。
多分、きっと、なんでもよかったんでしょう。
何をしたらいいかもわからなかったかもしれません。
それでも、お互いを思いやる言葉がふっと出てきたことに
とても感動した一幕でした。
