夏休だから、いろんな「体験プログラム」や「野外体験」を
たくさんの団体や企業が提供していたり
家族でも「自然」の中に飛び出したりと
夏の自然を満喫する機会が多いと思います。
(ただ、まぁ、、、、最近暑すぎて熱中症の心配も多く外に出る機会が減っているかもしれませんが、、、、)
では、その「体験プログラム」は
野外体験です?
野外教育ですか?
何が違うの?
え?何が違う?
そう思ったかもしれません。
森であそぶ
川で遊ぶ
火を使う
テント泊する
酪農体験
漁業体験
林業体験
農業体験
もちろんこれら、すべて野外教育の大切な要素です。
でも、これら「体験」しただけでは「野外教育」にはならないんです。
私が30年、野外教育をやってきて大切にしているのは
「何をするか」ではなく
「その体験を通して何を育てたいか?」
なんです。
「何を伝えたいか」ではなく
「何を見つけられるか?」
なんです。
野外「体験」の場合
例えば、オリエンテーリング。
今度の9月のキャンプでもやりますが、
タイムトライアルでポイントを取って勝敗を決めるのが
一般的かもしれません。
チェックポイントで
色んな自然に目を向け、自然に親しみ、
みんなで歩くことでチーム力を高める
というような目的だったりします。
そして次のプログラムはあそび場づくり。
作りたいものをつくりましょう!
ツリーハウス、ブランコ、アスレチック。
目的は「自分のやりたいことをやることで
自信をつける」
となる。
そして、次に野外炊事。
今日はみんなでピザづくりです!
好きにトッピングをしましょう!
目的は「みんなで作ることの楽しさを知る」でしょうか。
なんか、目的が入り乱れているような気がしませんか?
野外「教育」の場合
一方、冒険学舎ではオリエンテーリングをしても
勝敗は決めません。
タイムトライアルでもありません。
野外教育の目的は「自分たちで考えて行動する」だから。
オリエンテーリングの位置づけとしては
「自分たちの興味関心を探す」です。
だから、地図を渡し、どの道を通っていくかも自分たちで考える。
チェックポイントでの滞在時間も自分たちで考える。
だからチェックポイントの内容も教えている時もある。
チェックポイントの内容を深掘りしたい、追求したいときは
チームで話し合って、時間を延長してもいい。
ただし帰ってくる時間は決まっている。
そういうオリエンテーリングになります。
次のあそび場づくりでは
オリエンテーリングのチェックポイントで体験したこと
身についたこと、気づいたことをもとに
あそび場に何を作りたいか考えて
あるもので、できるかやってみます。
だから、その時々の子どもたちの発想で
何が出来上がるか全く違ってきます。
この位置づけは「興味関心を深める」です。
なので、1日では終わりません。
○○キャンプの期間を費やします。
では、野外炊事は?
作るものも、使うものも一切決まってません。
「自分たちで考えて行動する」が目的だから
あるもので何が作れるのか?
何が食べたいのか?
を考えて行動(調理)していきます。
位置づけは、いろんなアイデアを知る
色んな人がいるのだから
色んな考え方があるというのを
野外炊事を通しても知ることができます。
何を育てたいかによって「教育」方法が変わる
教育は、何を育てたいかによって
その体験のやり方も
スタッフの寄り添い方も変わるのです。
何をやるかが問題ではなく
どうやるのか?が問題。
そして、一番大切なのは
「どんな力を育てたいか」が大事。
そこから野外教育はつくっていきます。
そういう場をつくることが
企画側には必要になります。
森のプロ
川のプロ
酪農のプロ
漁業のプロ
林業のプロ
農業のプロ
だけでは「体験」は作れても
「教育」までは行かない。
「教育」のプロも必要で
その、一本軸を通す「軸」を決めるのは
企画に携わる人全体できめる。
そして、どうデリバリーしていくかを決めるのが
様々なプロとの連携になるのです。
最後に、、、、
私は野外教育を続けてきて大事にしていることに
もう一つの要素があります。
それは「関わる大人の連携」です。
野外教育は子どもに大きな気付きや変化を生みます。
でもその変化を日常につなげるには
普段関わる大人のサポートが欠かせません。
だからこそ、子どもに関わる大人同士が
一緒に学び、つながる場をとして
「寺子屋つながリンク」を新たな形で
復活します。
コンセプトは
~人が育つ・人とつながる・未来につながる学びの場~
詳細はもう少しお待ちください。
◆レジリエンスキャンプ◆
親子 冒険クラブ:幼児・低学年 親子対象 半日コース
幼児 チャレンジコース:年少~年長 1日コース
小学生 冒険コース:小1~小6 1泊2日~3泊4日
季節ごとに行っています。
詳しくは各ページをご覧ください。
◆「その野外教育間違いです!」
~30ねん・リピート率90%の指導者が導き出した「自己満足にしない」秘訣とは?◆
「補助金を使ってイベントを開催しても、本当に来てほしいこどもが来ない」
「スタッフによって指導がバラバラで、保護者からクレームが来る」
「集客に追われるうちに、最初の想いがどこかに消えてしまった」
「安全管理にばかり気を取られるのに、こどものけんかやけがが絶えない」
体験教育、野外活動に携わる方なら、どれか一つは心当たりがあるのではないでしょうか?
本書は、これらの問題に30年以上向き合い続けてきた私が、失敗と試行錯誤の末にたどり着いた「答え」をまとめた一冊です。
